歯科医師が決めること
口腔状態が良い方
生体の拒絶反応
デンタルインプラント
「振られてもなあ・・・」で何もいわずに済ませれば良かったものを、多少なりとも知っていることをついつい喋ってしまうのが私の性分。そうすると、なんだかその先をもっと調べて知っておかなければならないような気持ちになってしまって、果てにはそもそもの動機を忘れて夢中で調べてしまう。先輩としては「自分で調べろ」と言うべきなんだろうなと思いつつ。しかし、それでも今回は、いつものようにわざわざ捕まえて懇切丁寧な説明をするのはやめておこう。何せ、つまるところよく分からなかったのだから。調べても調べても、結局のところデンタルインプラントの評価基準を作り出すことが出来なかったのだ。もちろん、部分的に極めて優れた性質を持つ治療法であることは良くわかった。ただ、高価でもあるし、ある程度のリスクもある(かもしれない)わけで、他の選択肢も選べる場合に果たしてどのような線引きで考えればよいのか、私にはついにわからなかったのだ。
ブリッジ
『ブリッジ』は隣の歯を土台にして歯冠を固定する方式です。大雑把にいうと、両隣の歯に歯冠をくくりつけて固定しているわけですね。ここでいきなり一つの問題点があるのですが、歯冠を固定するために、両隣の歯に細工をする必要があるのですよ。ようするに隣の健康な歯を少しではありますがガリガリと削らなきゃいけないのです。この点が『ブリッジ』の最大の問題点でこの理由で敬遠されることも良くあるようです。
義歯で困っている人
入れ歯が合わなかったり、外れる等、義歯で困っている人は沢山います。虫歯や歯周病で歯を抜いたり、さし歯が取れて義歯にしたり、事故やアクシデントで歯が折れてしまったり、支えの歯がだめになり、義歯を新しく作り直すことになる場合は本当に悩みます。全ての歯を失うとどうなるかと言うと、当然にしっかりとかめないことで胃腸に負担がかかったり、うまく発音ができなくなる障害が出たり、脳への刺激が減少するので老化を早めたりします。さらに困ることは外見上の顔つきを変えてしまいます。歯は内側から顔の形をサポートしていますから、歯を失い咬み合わせが狂うと顔つきが変る原因になってしまいます。今までは、一般的にはムシ歯や歯周病などで歯を失うと入れ歯やブリッジなどの方法がありました。しかしバネや残っている歯や歯ぐきなどで支え、人工の歯を取り付けるだけなので、歯根は失われたままですから、違和感は残り、噛む力も弱くなります。現在はこれらの悩みの多い入れ歯の時代は終わりました。インプラント法では、快適に咬める機能と顔つきの回復の両方が可能になりました。人間の体にあった素材を使い、本物の歯のように再現します。骨にしっかり固定されるのでぐらぐら動きません。したがって話しにくいこともなく、固い食物でもおいしく食べることができ、もう一度、インプラント法によって自分で噛める健康な状態に戻ります。
生体との親和性
この現象は医師自らの30年近い基礎研究と臨床実験を得て、デンタルインプラントの画期的な新手法として認知され、たちまち世界中に広がり、それまでの主流であったチタンブレード方式を次々と駆逐していったのです。これはある意味、工学的アプローチだけではなく、生体との親和性(とりわけ骨との)を考慮した生化学的なアプローチが加わることにより、ようやくデンタルインプラント技術が本当に開花したのだ、という見方をすることが出来ると思います。
医療控除の対象
インプラントは現段階では保険適用外の治療方法だ。もちろん医療控除の対象にはなるものの、かなり高額の治療である。現段階では未だいたしかたないのかもしれないが、それでも一定の制度下において、許認可も含めたきちんとした管理を行って欲しいものだ。価格体系もまちまちで、一体何の価格やら簡単にはわからない。これも早く統一された体系にして欲しいものだ。このままでは折角良いものなのに怪しげな金儲けかと思われてしまうじゃないか。知れば知るほど、これまでの治療法とは明らかに質的変革を遂げたデンタルインプラント治療なのに、知らないでいるときはなんだかちょっといかがわしいものかと思ってしまうのも、保険適用外であることも手伝って価格が高くかつ不透明なためではないか。しかし、歯科医のサイトを丁寧に見ればわかるが、大変な熱意を持って患者のためにベストつくした結果、インプラントを選択している先生も少なからずおられる。早くもっと身近になって欲しいものだ。